ミニマリストのメリット、デメリットを20個ずつ考えてみた!!!
こんにちは、ミニマル火(@tuh_i)と申します。
この記事は、
という方々に、強くお勧めします。
この記事を読むだけで、ミニマリスト生活のいい面、悪い面が網羅できます。
ミニマリストに少しでも興味を抱いている方にとって、大変有益だと考えています。
それではさっそく見ていきましょう!
- ミニマリストとは?(知っている方は読み飛ばしてください!)
- ミニマリスト生活のメリット20選
- ミニマリスト生活のデメリット20選
- まとめ
ミニマリストとは?(知っている方は読み飛ばしてください!)
ミニマリストとは、「必要最小限の持ち物しか待たない人のこと」を言います。
僕自身、部屋にはほとんどモノがない状態で生活しています。
ここからの内容は、「ミニマリストがどんな人なのか」という知識を持ったうえで読んでいただくと理解が深まります。
ミニマリスト生活のメリット20選
ミニマリストのメリット:お金編
ミニマリスト生活を始めると、途端にお金がたまり始めます。ここでは、お金に関する5つのメリットをご紹介します。
1.衝動買いが減る
ミニマリストは、自分の持ち物を無駄に増やすことを嫌います。したがって、割引セールなどにつられて不要なモノを買い込むことはほぼありません。
その結果、無駄な出費が激減しますから、お金はたまります。
2.意外にお金持ちに見られる
ミニマリストの大部分は、持ち物が少ない代わりに、持ち物一つ一つが上質であることが多いです。
ミニマリストは、「ただ単にモノを減らし、節約すること」を目的としていません。
最大の目的は、「不要なモノにお金をかけず、かけるべきところにお金をかけること」です。その結果、各持ち物は高級であることが多く、お金持ちにみられることがあります。
「ミニマリストは貧乏人」というのは大きな誤解です。
3.合理的なお金の使い方ができる
ミニマリストになることで、自分にとって不要な出費がほぼなくなります。
今まで、不要なモノにかけていたお金は、自分が本当に必要としている部分につぎ込むことができます。
先ほど述べたように、ミニマリストの目的は、「不要なモノにお金をかけず、かけるべきところにお金をかけること」です。
ここでいう不要なモノとは、「見栄を張るためのモノ」や「気の進まない飲み会」等に対する出費です。
逆に、お金をかけるべき部分とは、「自分が本当に大好きな分野」や「自分を成長させてくれる書籍」などを指します。
「不要なモノにお金をかけず、かけるべきところにお金をかけること」は、一見当たり前のように思えます。
しかし、これを踏まえながら生活している人は、ミニマリスト以外ではほぼいないのです。
4.家賃が少なくて済む
持ち物を減らすことで、より狭い部屋で暮らすことが可能になります。
僕自身、現在は6帖の部屋に住んでいますが、4.5帖の部屋に引っ越したいと考えています。
そうするだけで、毎月1万円ほどお金に余裕ができます。
狭い部屋に引っ越すことは、家賃を大幅に下げることにつながり、皆さんの家計を助けることでしょう。
5.無駄な誘いに乗らなくなる
ミニマリストになると、今までは参加していた「無駄な誘い」に乗らなくなります。
無駄な誘いとは、
- 悪口大会に収束する飲み会
- 気の進まない遊び
などが挙げられます。
ミニマリストの多くは、「支払う金額」と、「そこから得られる満足感」のバランスを重視する人が多いです。
上述のような「無駄な誘い」は、満足感を得にくいです。ミニマリストになると、そのような誘いに乗ることを防げます。
ミニマリストのメリット:時間編
ミニマリスト生活は、皆さんの時間を増やします。ここでは、時間に関するメリットを6つご紹介いたします。
「時間がなくて困っている…」という方は、以下の内容が大変参考になると思います。
6.家事に時間を取られない
生活をミニマルにすることで、家事の時間を最小限に抑えることができます。
特に掃除の時間は格段に減ります。
モノがある場合、「モノをどかして」「掃除をして」「モノを元に戻す」という3工程が必要です。
ところが、モノがなければ、「掃除する」という1工程で済むのです。
ほかにも、服を減らせば洗濯にかける時間を大幅に減らせるなど、時間的なメリットは大きいです。
7.決断に時間を取られない
持ち物を減らすことは、「決断」に費やす時間を節約します。
「決断」とは例えば、「今日、何を着るのか」「今日何をするか」「何を食べるか」といったようなことです。
実は人間は、一日のうちに約9,000回もの決断をしていることが知られています。
一つ一つの決断に割かれる時間は大したものではありませんが、これが9000回積み重なると、ばかになりません。
モノを減らすことは、皆さんの選択肢をいい意味で減らしてくれます。
「毎朝、何を着るのか迷ってしまう…」という方は、思い切って服を断捨離してはどうでしょう?
8.探し物に時間を取られない
モノを減らすことで「探し物」をする時間が無くなります。
ある記事では、
年間勤務日数が250日だとすると、1日平均36分(150時間×60分/250日)も探し物をしていることになります。
もし探し物に費やす時間を1日平均6分に短縮できたら、毎日30分も残業を短縮することができるのです。
という衝撃的な内容が述べられています。
探し物の時間をゼロにするために効果的なのが、「モノを減らすこと」です。モノを減らすだけで、膨大な時間を自分のものにできます。
9.料理に時間を取られない
キッチンにあるモノを減らすことで、料理の時間を大きく減らすことができます。
様々な調味料や、調理器具のおかげで、キッチンはモノのジャングルと化すことが多いです。家の中でも、特に注意が必要な場所と言えます。
また、一週間ごとに献立を定番化してしまえば、飽きることもなく、メニュー選びにおける決断時間を減らすことができます。
ぜひ、習慣として取り入れてはいかがでしょうか。
10.娯楽に時間を取られない
モノを減らすことで、「無駄な娯楽」に割く時間が大幅に減ります。
「無駄な娯楽」とは具体的に、
- なんとなくテレビを見る時間
- なんとなく漫画を読み返す時間
などが挙げられます。
これらの時間は「何も生み出さない時間」です。
「時間がなくて困っている…」という人ほど、「無駄な娯楽」に勤しんでいる傾向があります。
僕は、それを防ぐためにテレビを手放しましたが、膨大な時間の創出につながって満足しています。
テレビを捨てたことに興味を持った方は、以下の記事をご覧ください
11.雑念に時間を取られない
ミニマルな生活は、日常における皆さんの雑念を排除してくれます。
例えば、「家では誘惑が多すぎて集中できない…」と嘆いている方はミニマリスト生活によって克服することが可能です。
自分の部屋は、テレビ、漫画、ゲーム、ベッドなど、強い誘惑が数多いです。
それらのモノを手放すことで、あらゆるタスクを一瞬にして終えられる環境が作れます。
そしてそのことは、皆さんに時間的余裕をもたらします。
「時間を、より効率的に使う方法が知りたい!!」という方は、以下の記事がおすすめです。
ミニマリストのメリット:感情編
ミニマリスト生活は、皆さんの感情面にも良い影響を与えます。
ここでは、感情面に与えるメリットを4つご紹介いたします。
12.すっきりした部屋がストレスを減らす
モノが少なく、すっきりとした部屋は、皆さんのストレスを減らします。
長時間にわたる学校や仕事を終え、クタクタになって帰宅した時のことを想像してください。
自分の部屋がすっきりと片付いているだけで、幾分か疲れが軽減されませんか?
部屋がすっきりしていることは、僕たちの予想以上に「ストレスを減らす力」を秘めています。
モノを減らして、ストレスのたまらない環境を作るだけでも人生は好転します。
13.自己管理できる自分に自信がもてる
「ゴミ屋敷のような汚部屋に住んでいる人」と、「すっきり片付いた部屋に住んでいる人」がいたとすると、皆さんはどちらを信頼するでしょうか?
当然後者だと思います。部屋が片付いているという事実は、自己管理能力が高いことを意味するからです。
逆に、自分の部屋が片付いていることは、自己管理能力が高いことを自覚できるのです。
このことは、皆さんに自信を与え、人生を好転させるための助けになると考えられます。
14.全能感を持てる
モノが少なく、片付いた部屋に住むことは、皆さんに全能感を与えます。
「朝、早起きができて、洒落たカフェで朝食をとった日」を想像してください。
なんだか、一日が充実し、なんでもできるような感覚が芽生えませんか?
モノが少なく、洗練された部屋で朝目覚めることは、この感覚に近いものがあります。
モノを減らせば、この素晴らしい感覚を、なんと毎日味わえます。
モノを減らそう!という気になりませんか?
15.考え事をすぐに解決できる
モノを手放すことは、皆さんの考え事を瞬時に解決することにつながります。
「探し物」の話にもつながりますが、物事を考えるには様々な手掛かりが必要になります。
例えば、営業プランを考案するなら過去の業績データが必要ですし、試験勉強の計画を立てるなら、テスト範囲表が必要です。
モノを減らすことによって、このような、「考え事に必要な手掛かり」をいち早くピックアップできます。
それは、皆さんの考え事を瞬時に解決することにつながります。
ミニマリストのメリット:人間編
ミニマリスト生活は、皆さんを人間的に変え、人生を好転させます。
今回は、人間面に関するメリットを4つ紹介します。
16.余計な人間関係を切ることができる
ミニマリストは、モノを減らすことを通して、自分の好きなこと(趣味、大切な人との時間)に時間やお金を投じ、嫌いなこと(家事、その他やりたくないこと)に時間やお金を投じないようにしています。
そのため、付き合う必要のない人間関係は、潔く切ることがあります。それによって、無駄な誘いや、変に批判を受けることを防げます。
余計な人間関係に悩むことがないので、快適な毎日を送ることができます。
17.自分の好き嫌いが明確になる
ミニマリスト思考が身につくことで、自分の好きなモノと嫌いなモノが明確にわかります。
持ち物を最小限にすることで、自分が好きなモノしか身の回りに残らないからです。
好き嫌いが明確になることで、「好きなものに時間を注ぎ、嫌いなモノにはできるだけ関わらない」という選択をしやすくなるのです。
これはつまり、自分の人生において、好きなモノに接している割合が大きくなることを意味するので、人生におけるメリットだと考えられます。
18.自分は自分、他人は他人であることが分かる
ミニマリスト生活は、他人に受け入れられないことが多いです。
そのような環境を経験することで、自分は自分であり、他人は他人であるということを考える力が付きます。
この力を手に入れると、皆さんが他人を批判することや、他人との価値観の違いに悩むことがなくなるので、良い人間関係に恵まれやすくなると考えられます。
19.キャラの濃い人間になれる
初めて会った方に自己紹介する際、自分を印象付けるためにミニマリストが役に立ちます。
自分がミニマリストであることを言うと、大概の人は興味を持ってくれ、確実に話は弾みます。
結果、自分というキャラクターを覚えて帰ってくれます。
自分のことを覚えられるということは、仕事面においても有利です。
ミニマリスト生活は、自己を整えるだけではなく、このような面でも効果を発揮します。
ミニマリストのメリット:番外編
最後に、その他のメリットを一つだけ紹介します。このメリットは、日本に住む皆さんには特に重要です。
20.災害に強くなる
「モノがないから災害に弱いのでは?」と思われた方もいるでしょうが、僕は逆だと思います。
理由は、倒れてきたり、落ちてきたりするモノがないので、ほぼ無傷で、すぐに避難できるからです。
火事の場合も、燃えるようなモノがほぼありませんから、すぐに外へ出ることが可能です。
日本で大災害が生じた際、大きな家具が散乱している写真を見た方は数多いと思います。
ミニマリストになって、モノを減らすことは、必然的に大災害のリスクに備えていることになるのです。
ミニマリスト生活のデメリット20選
ここまでは、ミニマリストになることのメリットについて説明しました。
しかし、ミニマリストになることには、当然デメリットも存在します。ここからは、一つ一つのデメリットについて解説します。
ミニマリストのデメリット:お金編
ミニマリストになることで、確実にお金に余裕が生まれます。
しかし、そのことによって、デメリットを生むことがあります。
1.働く意欲が下がる
ミニマリスト生活は、お金に余裕が生まれるうえに、無駄な物欲も減ります。
ゆえに、お金を稼ぐ意味を疑ってしまうことにつながります。
「ミニマリスト生活=節約生活」とは考えずに、没頭できる趣味を持って、その部分にはしっかりお金を使うことが大切です。
2.貯金する習慣が薄れる
ミニマリスト生活によって、ちょっとのことではお金に困らなくなります。
したがって、「お金をためておく」という考えが薄れる可能性があります。
ミニマリストになって、生活費が激減したとしても、いざという時のためにある程度の貯蓄は必要です。
3.切り詰めすぎると貧乏になる
「不要なモノにお金をかけず、かけるべきところにお金をかける」というミニマリストの本質をはき違え、徹底的にモノを減らしてしまうと、ただの貧乏人と化してしまいます。
例えば、服を一着しか持っていなくて、それがボロボロになっても着続ける人は、貧乏人と思われても仕方ありません。
ミニマリストになるなら、あくまでも生活の快適さを犠牲にせず、モノを減らしたいところです。
4.投資すべき時に踏み切れない
ミニマリズム(最小限のモノしか持たない主義)を意識しすぎると、お金をかけるべき時にも躊躇してしまうことがあります。
僕は最近、パソコンで作業をするため机を購入しましたが、購入に至るまでにかなり時間を要しました。
「この机は本当に必要か?」と考えつくしてしまったためです。
悩みぬいて購入したところ、とても快適で、良い買い物だったと考えています。
過去にもこのような経験があったので、購入をためらってしまうことはデメリットだと考えられます。
5.ストックを持たなくなる
ミニマリストになると、できるだけモノを持たないように努めるので、ストックを持たなくなります。
したがって、急に体調が悪くなったときや、災害が起こった際は、食料面で困ってしまう恐れがあります。
体調を崩すくらいならまだしも、災害が起こった際に備えて、ある程度の非常食はストックしておいて損はないでしょう。
ミニマリストのデメリット:時間編
ミニマリスト生活が、皆さんに潤沢な時間を提供することは前半で述べました。
しかし、時間に関するデメリットも存在します。
ここでは、時間に関するデメリットを4つお話しします。
6.時間を持て余す
ミニマリストになると、時間的な余裕は必ず生まれます。
しかし、その生じた時間を何に使うのか明確にしておかないと、ただ暇な時間が倍増するだけになります。
もし、皆さんが何か夢中になれることがあるなら、ぜひそこに時間を投じ、その道のスペシャリストを目指すことがおすすめです。
それが仮にゲームでも、夢中になれるのなら問題ありません。
夢中になれることが何もない方にお勧めする時間の使い方は、「睡眠時間を最低7時間確保すること」です。
特に趣味がない人でも、なんとなく夜更かしをしているケースはよく見られます。
睡眠時間が7時間とれていれば、多少なりとも人生は変わります。この部分も、別途記事を作成しようと思うので、お楽しみに。
7.一人の時間が増える
ミニマリスト的な思考が身についてくると、「無駄な誘い(気の進まない遊び、愚痴の飛び交う飲み会等)」を断るようになります。
その結果、会社の人々や、友人と過ごす時間が以前よりも減少し、一人の時間が増えます。
正直、これをどう考えるかは人それぞれです。ただ、一人で過ごす時間が長期にわたって増えると、精神的につらいタイミングがあるかもしれません。
8.新たなモノを持つときの決断が遅い
4つ目のデメリットで、「投資すべき時に踏み切れない」ことを説明しましたが、ミニマリスト志向が育ってくると、些細な意思決定に熟考してしまうことがあります。
例えば先日の僕は、「スーパーで鶏肉を何グラム買うか」という意思決定に10分費やしてしまいました。
ミニマリスト生活を通して、時間が生じても、このような部分で時間を浪費しては意味がないので、多少の失敗はいとわずに決断していくことが大切です。
9.新たなモノを捨てるときの決断が遅い
モノを手放すときの意思決定が遅くなってしまうこともあります。
特に、断捨離を始めたての人にありがちですが、「今後使うかもしれない…」とか、「高かったから捨てるのが勿体ない…」という考えが皆さんの断捨離をストップさせます。
これを防ぐには、「モノを持つときの基準と、捨てる時の基準を明確にしておくこと」が最重要です。
以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
ミニマリストのデメリット:感情編
ミニマリスト生活を始めると、皆さんの感情面におけるデメリットがいくつか現れます。
ここでは、感情面に関するデメリットを3つお話ししたいと思います。
10.他人の生活スタイルに違和感を感じてしまう
ミニマリストは、世間的にはまだまだ少数派です。そのような状況だと、身の回りの人々の生活スタイルに違和感を持ってしまうことがあります。
例えば、カバンの中に数多くの荷物が入っている人に対して違和感を持つことが挙げられます。
その違和感は、その人がミニマリストとは対極にある生活をしているから生じます。
しかし、それはあくまでその人に合った生活スタイルです。
「信じられない、絶対荷物を減らすべきだ」といったように、感じた違和感を言葉に表すことは避けたほうがよいでしょう。
11.嫌いなものに対してより嫌悪感が募る
ミニマリストは、自分にとっていらないモノを減らす過程で、自分の嫌いなものが明確になる場合が多いです。
そして、その嫌いなモノが明確であるせいで、いざ遭遇した際に強い嫌悪感を抱く可能性があります。
例えば、たばこが嫌いだとすると、目のまえで吸われることが嫌すぎて、表情に出してしまうことが挙げられます。
決して、すべてのミニマリストがそうではありませんが、好き嫌いがはっきりしていることの弊害はあるでしょう。
12.他人に押し付けるリスクがある
稀に、ミニマリスト生活を他人に押し付けてしまう方がいらっしゃいます。
ミニマリストは、世間的に見ればまだまだ少数派で、通常とは大きく異なる生活スタイルです。
また、ミニマリストになることで、「お金、時間、ストレス」などの問題から解放されることも事実です。
これらのことから、他人に勧めたいのはわかりますが、押し付けることは避けたほうが良いと考えます。
あくまでも「自分は自分、他人は他人」なのです。
ミニマリストのデメリット:人間編
ミニマリストになると、性格面でも様々な変化をもたらします。しかしそれは良い変化ばかりではないように思います。
この記事では、その部分も包み隠さずお話しします。
13.変人扱いを受ける
最小限のモノしか持たない生活は、他人から見ると理解に苦しむ生活スタイルです。
そのため、いくら良さを説明したところで、相手には伝わりづらく、逆に変人扱いを受けることがあります。
ミニマリスト生活を志すには、周りからの逆風に耐えるメンタルが少しだけ必要かもしれません。
14.合理主義な考えをしてしまう
例えば飲み会に出席するか否か検討するとき、ミニマリスト思考がある人は、「飲み会代」と「そこから得られる満足感」のバランスを考え、参加するかどうか決めるでしょう。
このような意思決定を行うことが多いので、人によっては、「ミニマリストは、合理的か否かで物事を決定する、機械のような人間」と思われる可能性があります。
15.友達と疎遠になる
ミニマリストになることで、自分にとって本当に必要な誘いにしか乗らなくなることは説明したとおりです。
その結果、友達との付き合いが少々悪くなりますから、多少、友達が減るリスクは覚悟しなければなりません。
ただ、個人的にはその程度で切れる友情は無理に維持する必要がないと思うので、大したデメリットではありません。
16.結婚しづらくなる
ミニマリストという生活スタイルは、他人から理解されにくいことは先ほどお話ししたとおりです。
よって、これから先、結婚したいと思う相手にも理解されず、婚期を逃す可能性があります。
交際相手ができたときなどは、ミニマリストの程度を少し下げて、相手の生活スタイルに配慮する必要があります。
17.フットワークが重くなる
「モノが少なかったらフットワークが軽くなるのでは?」と思う方もいるでしょうが、個人的には逆に思います。
理由は、遊びの誘い等を受けた際に、それに参加するか否かしっかり考えるようになるからです。
ミニマリストになった場合、なる以前より、付き合いは悪くなるでしょうし、フットワークも重くなるでしょう。
ミニマリストのデメリット:番外編
ここまで、「お金編、時間編、感情編、人間編」におけるデメリットを見てきましたが、その他のデメリットが3つ存在します。
ここでは、それらを紹介します。
18.客をもてなせない
モノを極限まで減らす生活をしていると、来客用の食器や寝具は当然持たなくなります。
その結果、友人が遊びに来たり、泊まりに来たりしても快適に過ごしてもらうことが難しくなります。
ただし、部屋を広く使えるので、宅飲みを開催するにはある意味最適な環境かもしれません。
19.「ミニマリストなのに??」と言われる
一般に、ミニマリストは「モノを減らしたいだけの人」と思われがちです。ところがそれは誤解です。
ミニマリストとは、「自分にとって不要なモノを手放し、自分にとって重要なモノのお金をかける人」です。
例えば、僕は服に関心があまりないので服の所有数は10着未満です。しかし、自転車が好きなので、わざわざ10万円を超える自転車を所有しています。
このように、ミニマリストは、お金を使う場所を選択し、そこにお金を集中させます。
この本質が理解されておらず、「ミニマリストなのに高価な自転車…」と言われることがあります。
そういわれた際、逐一ミニマリストの本質を説明するのも面倒です。
20.「ミニマリストだから…」と言われる
一挙一動に注目され、「ミニマリストだから…」と言われることがあります。
僕が友人と卒業旅行の場所を決めていた際にそんな経験をしました。
僕が「〇〇は観光地が偏在しているから移動時間がとられてコスパ悪い」というと、友人は「ミニマリストだからコスパ重視だな!!」というのです。
決してそういうつもりで発言したわけではないですが、他人にはそう映ってしまうこともあるようです。
ミニマリストになると、このような少し面倒くさい経験をすることもあります。
まとめ
いかがだったでしょうか?ミニマリスト生活は、お金、時間、精神面に大きな余裕をもたらしてくれるので、本当におすすめです。
しかし、いわゆる「普通の生活スタイル」ではないので、他人から冷ややかな目で見られる可能性があることもまた、事実です。
上述のようなデメリットを受けて、ミニマリスト生活を送るにあたって重要なことが2つあると考えています。
それは、
- 神経質になりすぎないこと
- 他人に押し付けないこと
です。
神経質になりすぎて、自分のすべての意思決定に正解を求めてしまうと、時間にも精神にも余裕がなくなります。
多少の失敗はいとわずに、ミニマリスト生活を楽しむことがおすすめです。
また、ミニマルな生活をしていない友人に対して、ミニマリストの習慣を押し付けることはお門違いです。
自分の生活スタイルも、他人の生活スタイルも尊重して、干渉しないようにすることが大切だと考えています。
今回の記事は大変長い記事となってしまいましたが、最後まで見ていただき、ありがとうございました。